こちらでは「エクソシスター」デッキのレシピを紹介していきます。
「エクソシスター」デッキは汎用的なミッドレンジに近いかと思いきや、特有の墓地メタ効果で、奥が深いデッキとなっています。
今回は「エクソシスター」のデッキ構築にお悩みの方に向けて、「デッキレシピ」に加えて、デッキの「展開の仕方」を紹介し、最後に「エクソシスターデッキの最終的な評価」をしていきます。
安定してシェア数の高い「エクソシスター」!
プレイングの奥が深く面白いデッキです!
「エクソシスター」デッキレシピ
構築のポイント
こちらが「エクソシスター」のデッキレシピです。
何はともあれ、「エクソシスター・ミカエリス」か「エクソシスターカスピテル」を使って展開していくため、「荒魂」、「幸魂」を採用しています。(マルファの特殊召喚制約にも引っかからない)
自身で展開能力を持たない「エクソシスター・ソフィア」、「エクソシスター・イレーヌ」は不採用となっています。
「エクソシスターズ・マニフィカ」を立てつつ、後ろに「エクソシスター・リタニア」を伏せて行くことを目標としています。
手数に乏しく、後攻の捲りが厳しいため、「冥王結界波」を採用。
相手のデッキによりますが、先行の妨害の質はそれほど高く無いため、「次元障壁」などを採用し、1ターン相手の動きを抑えられる様な、「パワーの高い罠」を採用したいところです。
「エクソシスターデッキ」のキーカード
「エクソシスター」デッキの核となるキーカードを紹介します。
「エクソシスター・マルファ」
明らかにカジュアルレベルのパワーしか無かった「エクソシスターデッキ」をトーナメントレベルに引き上げたパワーカード。
①の効果により、自身を特殊召喚し手数を増やしつつも、「エクソシスター・エリス」まで引っ張ってくるため、自己完結性が高く一枚でエクシーズまで行けます。
②の効果は「エクソシスター」共通の墓地を触ったことに対するいわゆる「発狂効果」と思いきや、
「エクソシスター・マルファ」の場合は自分で墓地を触ってもいいため、使い勝手が段違いです。
「エクソシスターデッキ」はいかにこの「マルファ」を使って行くか。というところはあります。
「マルファ」が全然活躍しない「エクソシスター」はカジュアル程度の強さしかありません…!
「エクソシスター・リタニア」
「エクソシスター・ミカエリス」からサーチできる「エクソシスター」専用罠です。
“対象を取った除外”とエクシーズ召喚していれば、追加効果による“対象を取らない除外”が一枚のカードでできます。
「エクソシスターズ・マニフィカ」で相手ターンにエクシーズ召喚はできるため、条件は容易に満たせます。
使いやすく、強力な罠と素直に言える性能だと思います。
エクソシスター・ミカエリス
「エクソシスターデッキ」では、兎にも角にも、このカードのエクシーズ召喚を目指していきます。
召喚したターン限定ではありますが、フリーチェーンの除外除去。
更にテーマ内サーチの「エクソシスター・パークス」、妨害効果を持つ「エクソシスター・リタニア」をサーチすることができます。
- 「エクソシスターズ・マニフィカ」の効果で、相手ターンにこのカードを召喚し、除外効果を使用。
- 返しのこちらのターンに、このカードが生存していれば、「エクソシスター魔法罠」のサーチからターンをスタートできます。
「エクソシスター」のエクストラモンスターは、良い意味でも悪い意味でも「墓地メタ効果」に振っています。
その点「エクソシスター・ミカエリス」は、相手のデッキを問わず、使いやすい効果をしていて良いですね。
その他の採用候補カード
今回は不採用となりましたが、構築次第では採用できる相性の良いカードを紹介します。
深淵の獣、D Dクロウ
こちらは例えば「ティアラメンツ」のシェアが広がっている場合などの、”墓地メタ”が刺さる環境では採用の検討があるでしょう。
また「エクソシスター・マルファ」の特殊召喚効果に、「増殖するG」を当てられてしまった場合にも、手札にこれらのカードがあれば
「マルファ」一体でターンエンドしても、相手ターンに相手の墓地を除外し、「マルファ」の「発狂効果」を発動して、「エクソシスター・ミカエリス」などを召喚することで妨害を構えられます。
「増殖するG」によるドローの被害を最小限に留めることができるので、悪い選択肢では無いと思います。
御前試合
「エクソシスターデッキ」は「荒魂」を除いたほぼ全てのモンスターが、光属性で統一されています。
例えば「デストロイ・フェニックスガイ」が多く出張している状況などの、「出張環境」であれば、属性がバラけていることが多いので、採用も検討できるでしょう。
「エクソシスターデッキ」の展開の仕方
- 「荒魂」→「幸魂」などからランク4エクシーズを作る(ミカエリスorカスピテル)
- 「マルファ」から展開を伸ばす
- 「マニフィカ」+「リタニア」の盤面を作る
「荒魂」による展開パターン
「荒魂」初動
妨害
- フィールド墓地から一枚除外(ミカエリス)
- 対象とらないカード除外(マニフィカ)
- フィールド墓地から除外+対象とらない除外(リタニア)
リソース
- ミカエリスのサーチ(生き残れば)
- 「荒魂」を召喚。効果により「幸魂」をサーチ。「幸魂」の効果で召喚。
- 2体で「エクソシスター・カスピテル」をエクシーズ召喚。効果により、「エクソシスター・マルファ」をサーチ。
- 「マルファ」の効果で、「エリス」と共に特殊召喚。→2体で「エクソシスター・ミカエリス」をエクシーズ召喚。
- 「ミカエリス」効果により「エクソシスター・リタニア」をサーチ。
- 「カスピテル」+「ミカエリス」で「エクソシスターズマニフィカ」をエクシーズ召喚。
- 「マニフィカ」、「リタニア」の盤面となる。
「エクソシスターデッキ」の評価
「エクソシスターデッキ」に対する評価を
- 作成難易度
- 他デッキへの流用性
- ランクマの勝ちやすさ
からしていきます。
【S(高)〜D(低)の評価】
※「作成難易度」、「他デッキへの流用性」では確定入手パックの存在、他デッキでの使用率の高さから、
所有者が明らかに多い下記カードは、カウントしないものとします。
※また当デッキに採用してはいますが、必須でないカードはその都度考慮します
デッキ作成難易度
既所持度 | 流用性 |
---|---|
エクソシスター・マルファ 幸魂 ディメンション・アトラクター エクソシスター・パークス ヴェルズビュート エクソシスター・ミカエリス エクソシスターズ・マニフィカ アーゼウス 空牙団の懐剣ドナ | エクソシスター・マルファ 幸魂 ディメンション・アトラクター エクソシスター・パークス ヴェルズビュート エクソシスター・ミカエリス エクソシスターズ・マニフィカ アーゼウス 空牙団の懐剣ドナ |
デッキ内の必須URカードを
・左側が既所持度(既に持っている人が多そうかどうか)
・右側が流用性(他のデッキへの使いまわしがしやすいかどうか)
で評価してみました!
テーマ内のメイン・エクストラ共にそこまでURカード数は多くないでしょうか。
全体的にそこそこの難易度という印象です。
他デッキへの流用性
「エクソシスターデッキ」は流用性に関して、極めて乏しいと言えるでしょう。
「エクソシスター」関連はほとんど流用不可です。「絵札デッキ」とかでなんとかってところでしょう。
ランクマの勝ちやすさ
上述している通り、「エクソシスター・マルファ」がいなければ、「カジュアルデッキ」程度のパワーしかないデッキです。
「エクソシスター・リタニア」などの強力な罠はありますが、手数は乏しく、アドバンテージを獲得する手段に乏しいので、息切れしやすいです。
展開すること自体は全然難しくありませんが、しっかりとエクソシスターの「発狂効果」まで考慮して対戦しなければ、上のランク帯では勝てないでしょう。
ある程度環境を見切って、今回紹介したような「次元障壁」や「御前試合」などのメタカードの採用もしていきたいところです。
ただ徐々に勝つことが「難しくなる」デッキではありますが、勝つことが「できなくなる」わけではありません。
当然マスター1も到達できるパワーではあると評価します。
デッキパワーが低いと言っているわけでは決してなく、そもそも「エクソシスター」は「OCG」のトーナメントシーンや、「マスターデュエル」においても大きく活躍しているデッキです。
ただ、対戦相手が強くなるにつれ、使いやすい妨害に甘えていると、次第に勝てなくなる場面が出てきます。
妨害のあてどころや環境にあった汎用カードの採用などが必要となってくるでしょう・・!
最終評価とまとめ
デッキ作成難易度・・・B+
他デッキへの流用性・・・c
ランクマの勝ちやすさ・・・A
「エクソシスターデッキ」の最終評価は…
B+
デッキ自体を回すことは難しくなく、「ミカエリス」、「リタニア」、「マニフィカ」による使いやすい除去もあるデッキです。
ただ上述の通り、上のランク帯で勝つには、工夫が必要でしょう。デッキのパワーに甘えるだけでなく、様々な対戦相手のデッキ理解が必要となります。
個人的にものすごくマイナスなポイントは、「他デッキへの流用性」の低さです…
「マスターデュエル」というゲームにおいて、有限なポイントを如何にして使うかは重要です…!
デッキはしっかりと勝てるポテンシャルがあるので、良いと思います!!
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは!!