こちらではマスターデュエルにおける、手札誘発の最強ランキング(tier表)を一覧にして紹介していきます。
低レアなものや発動のタイミングについても載せて行きますので、是非最後までご覧ください。
- S(最強)
- A(採用率が高く強力)
- B(場面は限られるが強力)
- C(他と比べると場面も限られ、効果も劣る)
ランキングは上記の通りの区分けとして行きます。
手札誘発って色々あるけどどれが強い?
どれが強いのか。どうして強いのかも併せて紹介します。
最強手札誘発ランキング
※「ドロール&ロックバード」はA 「カオスハンター」はC
S→A→B→Cの順に解説していきます。
Sランク
まさに最強と言えるずば抜けて強い手札誘発です。
増殖するG
- 特殊召喚効果にチェーン
- チェーンを組まない特殊召喚をしそうなタイミング(クシャトリラなど)
※「サイフレームγ」の裏目に注意
最強の強さ及び汎用性を持つ手札誘発です。
特殊召喚するたびにドローする。という効果は強力極まり無いです。
後攻のプレイヤーが発動すれば、先攻のプレイヤーは以下の選択を迫られます。
- 無理して展開し、ドローを許す。
- ドローを許さないために展開を止める。(もしくは多少の妨害やリソースだけ残せるようにする)
無理して展開し、ドローの中に「灰流うらら」、「無限泡影」などがあれば追加の手札誘発妨害ができます。そもそも手札がいっぱいあれば盤面を返されやすいです。
ドローを許さないように最小限に展開しても、これまた盤面を返されやすくなるでしょう。
いずれにせよ強力です。
しかし「増殖するG」を最も強く使えるのは、先攻のプレイヤーなのです。
先攻の妨害モンスター+「増殖するG」と対峙しなければならないプレイヤーは以下の状況に苦しみます。
- 妨害モンスターの対処
- 「増殖するG」を止めたいが、止められない(墓穴・抹殺の指名者、灰流うららで無効にしたいが、それを妨害モンスターに止められる。)
- 「増殖するG」を発動されているから止まりたいが、止まると負ける。(既にフィールドにモンスターとリソースがあり、このままターン終了すると確実に8,000ライフ削られる。)
先攻のプレイヤーが発動できないよう、場にモンスターが居たら発動できないようにしてくれ!
なんていう声もよく聞きます。
ディメンション・アトラクター
- 「おろかな埋葬」などで相手が墓地にカードを送るタイミング
- こちらのターン中に発動する。(こちらの展開にエフェクトヴェーラーなどの手札誘発を発動させないようにする)
※相手のターンに発動すると、「墓穴の指名者」に無効化される可能性がある
こちらも最強すぎる手札誘発の一枚です。
次のターン終了時まで、墓地に送られるカードはゲームから除外されます。
昨今のデッキはほとんど墓地を利用します。(墓地から特殊召喚、手札に加えるなど)
これらを”墓地リソース”と言いますが、そういったアドバンテージの獲得手段を断たれてしまいます。
また「シャドール」、「彼岸」などの墓地に送られて、はじめて効果を発動できるテーマは機能不全に陥ります。まさに天敵と言えるでしょう。
こんな最強の「ディメンション・アトラクター」ですが、除外効果は自分にも及ぶため使用できるデッキが限られます。
最近のデッキだと下記のようなデッキに限られるでしょう。
- ふわんだりぃず
- エクソシスター
- クシャトリラ
- VS
- 壊獣カグヤ
使えるデッキは限られるものの、使用しただけで勝利できる可能性もあるカードです。
正直デッキとしての強さが大したこと無くても、「ディメンションアトラクター」を使えるだけで、デッキパワーが2段階ぐらい上昇します。
Aランク
採用率が高く強力なカードです。
灰流うらら
- デッキ融合カードなどのそのデッキの核となるカード(烙印融合など)
- 手札を一枚消費して、発動するようなカード(ドラゴン目覚めの旋律など)
- 増殖するG
- 2枚ドローできるような単純に手札の増えるカード(強欲で貪欲な壺など)
「増殖するG」に次いで採用率の高いカードです。
効力の差はさておき、効果の対応範囲的にはその手札誘発も上回ります。
後攻でも良い止めどころで発動できれば、効力を発揮しますし、先攻でも「増殖するG」に発動できるため、手札に持っておきたいカードです。
「ドラゴンリンク」の様な極めて展開力に特化している様なデッキだと、「灰流うらら」一枚だと到底止まらないので、過信は禁物です。
深淵の獣
- 相手の光、闇属性モンスターを除外する。
- 相手の深淵の獣の効果対象を除外する。(相手の深淵の獣の特殊召喚を止める)
- 相手の墓穴の指名者の対象になったモンスターを除外する(効果無効されないようにする)
こちらも最近流行りの手札誘発です。
「斬機」などの光闇テーマが台頭すると、採用の機会が増えます。
同じ様な効果を持つ「DDクロウ」との最大の差別点は、攻撃力2,500のモンスターであり、かつ場に出ても強力な効果を持つ点でしょう。
更に下記のようなテーマはシナジーがあり、より強力に使えます。
- 烙印
- エクソシスター(マルファの発狂効果誘発)
- ドラゴンリンク
汎用性では「DDクロウ」に軍配が上がりますが、カードのパワーでは圧倒的に深淵の獣に軍配が上がるでしょう。
PSYフレームギアγ
- 場が空いている時の手札誘発を無効にする(「ヒーローアライブ」に対する「増殖するG」などを無効にする)
- 相手ターンのモンスター効果を無効にする。
マスターデュエルでは2枚採用することができるため、ランクマッチ戦上でもよく見かけます。
やはり他の手札誘発との最大の違いは、無効にし”破壊する”ところでしょう。
場のモンスターを純粋に破壊されてしまうと、展開が繋げ辛くなることは多々あります。その点は他の手札誘発と一線を画します。
しかし最も「PSYフレームギアγ」を強く使えるタイミングは、こちらの先攻で相手の手札誘発に対して「PSYフレームギアγ」を発動できたタイミングです。
相手の手札誘発を除去+「PSYフレームドライバー」とシンクロ召喚できる「PSYフレームロードΩ」により手札ハンデスすることができます。
実質2ハンデスした上でその後の展開が通るわけなので、勝ったようなものです。
「PSYフレームドライバー」という引きたくないカードをデッキに入れなくてはなりませんが、それを踏まえても強力です。
ドラゴンリンクでは「真紅眼の黒星竜」のコストとして「PSYフレームドライバー」を使ったりしています。
このような使い方ができると無駄なく良いですね!
無限泡影
- 相手ターンにモンスターの効果を無効にする。
- 自分のターンにモンスターの効果を無効にする
- セットして発動し、相手の魔法罠を無効にする
罠による手札誘発で、採用の機会が多いです。
自分・相手ターンのモンスター効果無効のみならず、魔法罠も無効にできるため使い勝手がとても良いです。
加えて罠カードであるために、「墓穴の指名者」により無効化されないという利点があります。更に「オルターガイスト」では「無限泡影」を起点とし、「オルターガイスト・マルチフェイカー」の効果を発動するといった使い方ができます。
同様の手札誘発に「エフェクトヴェーラー」が存在しますが、単純な発動タイミングでは「無限泡影」に大きく軍配が上がります。しかし「無限泡影」は自分フィールドにカードがない場合でないと、手札からの発動ができないため使い分けとなります。
ドロール&ロックバード
- 相手のサーチ後に発動
- 自分のターンの「増殖するG」に対して発動(このターン自分もサーチできなくなるが、相手に追加のドローはされない)
環境が展開寄りになり、大量にサーチする環境になると採用率が高まります。
一説には終わっている環境の時に出現すると言われています。
一度サーチをした後に発動すると、その後一切のサーチ・ドローを封じるというもので非常に拘束力があり強力です。
相手の効果を無効にしている訳でもなく、こちらの手札が増えるわけでもないので、効果の実感が薄い気がなんとなくしますがしっかりと強力なので安心ください。
斬機やドラゴンリンク、ピュアリィなど今の環境は特に使う機会が多いです!
原始生命態ニビル
- 相手の5回目の召喚・特殊召喚後
- 「無限泡影」などと合わせて、相手の「フルール・ド・バロネス」などの効果を使わせてから「原始生命態ニビル」を通す
言わずと知れた後攻の盤面リセットモンスターです。
このカードの発動ができる対面は限られますが、発動さえできてしまえばやはり強力です。
光属性のモンスターであることを利用し、「シャドール」の融合素材にしたり、「スモールワールド」の中継役にしたりと意外に役割は多彩です。
こちらもクシャトリラなどの増加により、シェアが増えてます!
Bランク
場面は限られますが、強力な手札誘発です。
幽鬼うさぎ
- 永続魔法やフィールド魔法(解決時に場に無いと効果が無効になる)
- 効果を発動したモンスターを破壊する
- ペンデュラム効果の発動にチェーンする
ペンデュラムモンスターが環境に多い場合によくみられるカードです。
効果は無効にしませんが破壊する効果は強力であり、「BF」デッキのような場にモンスターが居ないと後続が続かないようなデッキには効果が大きいです。
またレベル3サイキック族というステータスを活かし、「緊急テレポート」から効果を発動することもできます。
永続魔法やフィールド魔法にも効果がありますが、注意点として「幽鬼うさぎ」の効果発動タイミングは、”効果”が発動したタイミングです。
「暴走魔法陣」のような発動時の効果処理として~といった効果にはチェーン出来ないので注意しましょう。
屋敷わらし
- 相手の墓地効果を無効にする。
- 「天底の使徒」のようなパワーカードも無効化できる
じわじわと評価が上がっている「屋敷わらし」です。
無効の効果範囲が広く、「烙印」「斬機」といったデッキに発動の機会を多く持ちます。
例のような「天底の使徒」にも発動できるため、デッキからサーチだけでなく墓地からの回収効果も内蔵していれば、漏れなく無効化できます。
エフェクト・ヴェーラー
- モンスターの効果に対して発動する。
非常にオーソドックスな手札誘発です。
シンプルに相手モンスターを対象にとって無効にできます。
類似するカードとして「無限泡影」が存在し、単純な無効効果としてのパワーでは劣ってしまいます。
しかし「エフェクト・ヴェーラー」にも「無限泡影」に勝る利点が多く存在します。
- レベル1チューナーのためシンクロ素材とできる
- 同じくモンスターのためリンク素材にできる
- 場にカードが無くとも発動できるため、「デコードトーカーヒートソウル」などでドローしてそのまま使える
- 青き眼の賢士でサーチできる
しかし今の環境では、4枚目5枚目の「無限泡影」として使用する機会の方が多いのが現状ですね・・
DDクロウ
- 対象を取った蘇生、回収効果にチェーンする
深淵の獣との違いは、モンスターの属性を問わない点、魔法罠も除外できる点です。
またふわんだりぃずなどの特定のデッキではサーチができます。
単純な除外対象としては上回っています。
しかしステータスの高いモンスターが出現しない点や、追加の除去ができる深淵の獣とは単純なカードパワーで大きく劣ります。
Cランク
他の手札誘発と比べると効果で劣るか、効果が限定的すぎる手札誘発です。
アーティファクト・ロンギヌス
- 除外に対するメタ。(汎用性は高い)
最も使いやすい除外に対するメタカードです。
「オルフェゴール」などの墓地を除外することでアドバンテージを獲得するデッキには絶大な効果があります。
しかし最近の環境では、そもそもサーチそのものを止めれてしまうことのほうが重要であったり、除外が1ターンだけだとその後の展開で結局厳しいことが多いです。
浮幽さくら
- 環境でトップシェアのデッキのキーカードを除外する。
非常に限定的な効果ですが、決まると強力です。
OCG上では、余りにも使用率の高かった「D-HEROデストロイ・フェニックスガイ」などを除外するために採用されたり、余りにも一強環境の場合に姿が見られました。
しかしマスターデュエル上では、シングル戦でサイドチェンジが無い上に、マッチングするデッキ用のメタカードも余り露骨に絞るわけにもいきません。
余りにも使えるシーンが限定的すぎると言わざるを得ません
カオスハンター
- 除外行うこと自体をメタる。(神碑など)
こちらも現状対「神碑」以外の活躍をあまり見ません。
特殊召喚できるタイミングも限定的で、手札コストも痛いです。
余り現状の評価は高くありませんね。
朔夜しぐれ
- 効果無効(クシャトリラ対面)
効果無効自体は使いやすいですが、相手が特殊召喚した場合のみと限定的です。
「E-HEROエアーマン」を筆頭に通常召喚からのサーチから展開を伸ばすテーマは数多いです。そこに発動できないのは痛手でしょう。
一応手札から”捨てる”ことをコストとするので、「M・HEROダークロウ」や「クシャトリラ・アライズハート」といった永続除外持ちが居ても、効果を発動できます。
スカルマイスター
- 墓地効果無効(エルドリッチ対面?)
墓地で発動した効果を無効にできますが、役割が被ってしまうのが気になります。
「スカルマイスター」で無効化できる部分の大半は「屋敷わらし」で無力化できます。また効果によっては「灰流うらら」でも無力化できることも多いです。
一応「黄金郷」魔法罠の効果を無効にできるのは「スカルマイスター」ぐらいなので唯一性はありますが、わざわざ採用には至らないかもしれません。
まとめ
今回は手札誘発のtiar表を作成し解説していきました。
色々とそれぞれ意見があり、ランキングの立ち位置も変わってくるでしょう。
あくまで個人的な意見なので、デッキ作成の参考になれば幸いです。
それでは!