こちらでは「斬機」デッキに対しお困りの方に向けて、「斬機」デッキへの対策方法を紹介していきたいと思います。
「斬機」デッキは現状のマスターデュエルのランクマッチ環境において、とても遭遇率が高くデッキパワーも非常に高いです。
よく見る「デッキランキング」的なところで言うと、「Tier1」デッキに該当します。
今後ランクマッチを勝ち進むために、しっかりと対策をしておきましょう!
かなりシェアが広がっている「斬機」です!
展開力が高く、あっという間に制圧されてしまいます・・
しっかりと対策しておきましょう!!
これから「斬機」デッキに対し、採用したい「メタカード」と、手札誘発による展開の止めどころを紹介していきます!
斬機デッキレシピと展開例はこちら↓
「斬機」デッキ対策に有効なカードとその使い方
こちらでは採用できるデッキは限られるものの、「斬機」デッキに対して有効なカードを紹介していきます。
前提として「斬機」は、墓地の「シグマ」や「斬機方程式」などで展開していくので、墓地メタカードが有効です。
更に「斬機」の妨害の大体の強みは、「斬機超階乗」による「斬機ラプラシアン」の妨害です。ここに対して有効なカードを採用するのが、「斬機」対策のほとんどを占めると言えるでしょう。
総じて対策として重要なのが
- そもそもの展開対策
- 斬機超階乗
- 墓地メタカード
といったところになってきます。
「斬機」版「鉄獣の抗戦」と言える「斬機超階乗」です。
このカード一枚で3〜4妨害に繋がるので、なんとしても阻止したいです。
展開対策カード
斬機の展開そのものに抑制をかけるカードを紹介します。
センサー万別
言わずとしれた種族統一メタの永続罠です。
「斬機」はサイバース統一のテーマになるので、当然クリティカルヒットします。
「斬機」は何をするにしてもモンスターが2体以上並ばなければ、展開が伸びません。
一応「コード・トーカー」を混ぜている型の「斬機」では、「マイクロ・コーダー」などから、無理矢理展開を伸ばすことはできなくはありませんが、「センサー万別」を直接破壊できるようなカードは基本的に無いはずです。
結構反則級のメタカードで、「斬機」側が魔法罠破壊系の汎用カード(ハーピィの羽箒など)を採用していなければ、そこでデュエルは終了。あなたの勝ちです。
種族統一メタは、当然こちらにも適用されるので、採用できるデッキが多少限られるのがネックでしょうか。
天龍雪獄
こちらのデッキレシピ記事でも触れていますが、種族統一メタの通常罠です。
わかりやすい打ちどころは、「サーキュラー」の特殊召喚のコストで「シグマ」を墓地に送り、「シグマ」の自己再生効果を使用したタイミングでしょうか。
「サーキュラー」、「シグマ」諸共除外できるので、魔法罠のサーチが減り、その後の「ダランベルシアン」にも繋がらなくなります。
そのため先攻で伏せると強い罠です。後攻でも発動できれば強いですが、「ラプラシアン」で魔法罠を一枚除去されるのは確定なので、残ってくれれば発動できる。と言った形です。
「ラビュリンス」など通常罠にシナジーのあるテーマであれば、採用も検討できますね。
斬機超階乗への対策
斬機内のテーマカードで、最要注意カード「斬機超階乗」への対策カードです。
レッドリブート
こちらは魔法罠除去全般の紹介とします。
「斬機超階乗」を含んだ魔法罠を除去してしまおう。という対策ですね。
純粋な魔法罠除去(「サイクロン」、「羽箒」など)では「斬機超階乗」を発動こそされますが、場を空けておけば、「ラプラシアン」によるモンスター、魔法罠除去が不発になるので被害を抑えられます。
ただやはり「斬機超階乗」自体を無効化できるので、「レッドリブート」の方が対策としては上手かもしれませんね。
ランクマッチで人口がかなり多い「ラビュリンス」の対策にもなり得るので、「レッドリブート」はかなりおすすめです!
墓穴の指名者
やはり強力「墓穴の指名者」です。
「DDクロウ」などと同様に「斬機超階乗」にチェーンして、墓地の斬機モンスターを除外しましょう。そうすることで妨害持ちの「ラプラシアン」が出てきません。
除外の狙い目としては、「ダイア」か「サーキュラー」あたりが良いでしょう。
「ダイア」を除外すれば、「斬機超階乗」で出てくる「ダランベルシアン」に無効効果がつかなくなります。
「サーキュラー」を除外すれば、返しのターンに「サーキュラー」の効果を使われなくなります。
状況に応じて、どちらを除外するか選択しましょう。
手札誘発による「斬機」の止めどころ
普段から数多く採用されている手札誘発カードの、「斬機」に対してのおすすめ発動タイミングを紹介します。
「灰流うらら」、「増殖するG」、「無限泡影」以外の手札誘発も紹介しています。
高採用率手札誘発の発動タイミング
灰流うらら
発動タイミング:
- サーキュラーかダランベルシアンのサーチ(後にサーチした方)
「斬機」が「斬機超階乗」をサーチする手段の多くは「サーキュラー」か「ダランベルシアン」の効果によるサーチです。
基本的にどちらの効果も1ターンに発動すると思いますが、先に発動した方は展開を伸ばすために、「斬機方程式」をサーチする事が多いです。
そのため、後に発動した方が「斬機超階乗」をサーチする可能性が高いです。そこに「灰流うらら」を当てましょう。
あるいは「斬機」側が少々事故り気味で、「パラレルエクシード」→「ダランベルシアン」→「サーキュラー」とサーチしてくる事があります。
その場合は「ダランベルシアン」のサーチが「サーキュラー」に当てられているので、打ちどころとしては「サーキュラー」に当てるので良いと思います。
「深淵の獣」や「DDクロウ」など、「斬機超階乗」に対する対策カードが引けているのであれば、展開そのものを止めるために、「サイバネット・マイニング」や「パラレルエクシード」に当てるのが良いと思います。
斬機超階乗のサーチが一番厄介です!
増殖するG
発動タイミング
- 特殊召喚のタイミング
「トランスコード・トーカー」などの制約に引っかかるので、「サイフレームγ」の採用もほとんど見た事がありません。あまりその辺の裏目は無いと思います。
「サーキュラー」や「ダイア」などチェーンを組む特殊召喚効果にチェーンして発動で良いと思います。
一応こちらの手札が事故っていて、かつその他の手札誘発と「増殖するG」を合わせて引いている場合は、「斬機」側の「指名者」をその他の手札誘発に消費させて、「増殖するG」を通すというプレイング自体はあると思います。
ただある程度動いた後の「斬機」に「増殖するG」を当てても「斬機超階乗」をサーチしてターンエンドされてしまい、あまり旨みが無い気もします。
やはりここに関しては「斬機」側が「指名者」などを握っているかどうか。な気がします。
無限泡影(エフェクト・ヴェーラー)
発動タイミング
- サーキュラーかダランベルシアンのサーチ(後の方)
- ダイアの効果持ちに対して発動(ニビルと合わせる)
基本的には「灰流うらら」と同様に、「サーキュラー」や「ダランベルシアン」のサーチに当てて、「斬機超階乗」に繋げさせない意識で良いと思います。
ただ「原始生命態ニビル」と合わせて引いている時は、「ダイア」の召喚時効果に対して当てるのも良いと思います。
「ダイア」をエクシーズ素材にし「ダランベルシアン」のエクシーズ召喚に繋げられると、モンスター魔法罠効果無効を「ダランベルシアン」が内蔵してしまいます。
結果的に「ニビル」をケアされてしまうので、そこを阻止する選択肢もあると言うことを覚えておきましょう。
斬機に対して有効な手札誘発
深淵の獣(DDクロウ、墓穴の指名者)
発動タイミング
- シグマの蘇生効果
- 斬機超階乗にチェーン(ダイアを除外)
「斬機」の墓地モンスターを一枚除外できるカード群です。
一番手っ取り早く、どのデッキでも採用しやすい対策カードです。
「斬機」の先攻展開に対して、「シグマ」の蘇生効果に発動すると、「サーキュラー」以外の初動がない場合そこで展開が止まります。
その他にも「ダイア」、「ダランベルシアン」、「斬機方程式」など墓地に触れるカードがかなり多いのが「斬機」です。基本的に腐るところが無いでしょう。
こちらの後攻まで温存した場合や「墓穴の指名者」を引けている場合は、「斬機超階乗」にチェーンして発動するのが良いでしょう。
「斬機超階乗」は墓地の「斬機」を三体まで対象に取って発動するので、そのうち一体を除外すると、妨害効果を持つ「ラプラシアン」がそもそも出てきません。
「斬機」の純構築であれば、これで妨害を用意できなくなることもあります。まさに止めどころというとここになります。
エクシーズ素材になった時に、妨害効果を与える「斬機ダイア」というモンスターがいるので、除外する場合は例外を除き「ダイア」を除外するので問題ないかと思います。
ディメンションアトラクター
発動タイミング
- 相手が斬機デッキという情報を得たら即投げる。
「斬機」に対し、除外メタはとても有効です。
どのタイミングであれ「ディメンションアトラクター」適用下では苦しいことに変わりありませんが、「サーキュラー」の効果にチェーンする形は望ましくありません。
「サーキュラー」の斬機モンスターを墓地に送るというものは”コスト”です。「ディメンションアトラクター」でチェーンを挟むタイミング無く、「シグマ」を墓地に送られてしまいます。
「シグマ」の自己再生効果から、「サーキュラー」のサーチへと繋がるので、「サーキュラー」のコストを支払わせるだけでも、それなりに動かせてしまいます。
「ディメンションアトラクター」を握っているのに、それはあまりにももったいないです。
「サイバネットマイニング」のサーチ後などで、相手が斬機デッキを使用している情報を取ったら即投げましょう。
コストで落とすとかいう行動強すぎる・・
私も何度か体験していることですが、「サーキュラー」から初動されない限り、前もって「ディメンションアトラクター」を発動しましょう!
ドロール&ロックバード
発動タイミング
- サーチの処理後
強力な斬機魔法罠のサーチを抑制できます。
「斬機超階乗」のサーチを抑制できますし、初動の「サイバネットマイニング」の処理後に当てれれば、その後の展開を大きく抑制できます。
少し話は外れますが、現状「ドロール&ロックバード」の刺さりがとても良いです。
「クシャトリラ」、「ピュアリィ」などランクマッチに多いデッキに通りが良いので、腐りづらいのはとても良いところです。
原始生命態ニビル
発動タイミング
- ダイアがエクシーズ素材になる直前
「斬機」に対し、刺さりそうで、刺さりづらいかと思いきや、また刺さるのでは?と思い始めたカードです。
刺さらなそうと思う原因は「ダイア」によってケアできてしまうから、「ニビル」はどうなんだろう?というところになります。
刺さるかもと思う要因については「ダイア」の制限規制化です。またこちらのデッキのような「コードトーカー」入りの構築では最後の最後にならないと「ダイア」が展開に絡みづらいという点です。
結局「ニビル」のケアは難しいイメージがあるので、打ちどころとしては「ダイア」がエクシーズ素材になる直前です。
屋敷わらし
発動タイミング
- 「斬機超階乗」を無効にする
- 他で回答が有れば、「斬機方程式」など
最後に「斬機」対策としてかなりおすすめ度の高い手札誘発です。
「斬機」は墓地に触るカードが多いため、「屋敷わらし」は手札に腐りづらいです。
「DDクロウ」などの1枚除外との大きな違いは、「斬機超階乗」自体を無効にできてしまうので、フィールドに「斬機」のリソースが残らない点です。「深淵の獣」と違い、場にモンスターが居なくとも発動できるのも強みですね。
まとめ
今回はランクマッチで多く見られる「斬機」デッキの「おすすめ対策カード」と「手札誘発による展開の止めどころ」を紹介しました。
まだまだ多く見られるであろう「斬機」対策の手助けになれば幸いです。
それでは!