こちらでは「ふわんだりぃず」デッキのレシピを紹介していきます。
害悪テーマとして知られる「ふわんだりぃず」ですが、とてもコスパが良く、個人的にとてもおすすめなデッキです。扱うのもそれほど難しくないのが特徴的です。
今回はそんな「ふわんだりぃず」のデッキ構築にお悩みの方に向けて、「デッキレシピ」に加えて、デッキの「展開の仕方」を紹介し、最後に「ふわんだりぃずデッキの最終的な評価」をしていきます。
そんな「ふわんだりぃず」デッキの構築や展開方法を知る手助けになればと思います。
かわいらしいイラストとは裏腹の効果を持つ「ふわんだりぃず」・・
弱点の後攻で詰まないよう構築してきました!
「ふわんだりぃず」デッキレシピ
構築のポイント
こちらが「ふわんだりぃず」デッキのレシピになります。
「マスターデュエル」でランクマを行うにあたり、とにかく初動の手札事故を抑えることを意識して構築しています。
そのため
- 「封印の黄金櫃」
- 「すとりー」の2枚目
- 「壺」は最大枚数採用しています。
また初動の「ろびーな」への「エフェクトヴェーラー」、「無限泡影」を避けるため、「旅じたく」を最大枚数、「月の書」を採用しています。
ちょくちょく枚数などの変動はありましたが、「冥王結界波」、「拮抗勝負」を後攻の突破札としていました。
エクストラデッキは「サクリファイス・アニマ」、「アーゼウス」しか使った覚えはありません。
「ふわんだりぃず」デッキ キーカード
ふわんだりぃずデッキの核となるキーカードを紹介します。
ふわんだりぃず×のびーな
「ふわんだりぃず」デッキの一枚初動です。
この「ろびーな」一枚から「ふわんだりぃず」の妨害モンスター「えんぺん」まで繋げて行きます。
「ろびーな」の初動の展開は下で紹介します。
「ろびーな」や「いぐるん」に対する「灰流うらら」、「無限泡影」、「エフェクト・ヴェーラー」は直撃すると、手札次第ではその後の展開に繋げることができなくなります。
「灰流うらら」は無理ですが、「構築のポイント」で紹介したような「月の書」「旅じたく」である程度耐性をつけています。
しかし「灰流うらら」は「ふわんだりぃず」モンスターの召喚時共通の、③の回収効果をチェーン2にすることで、発動するタイミングを逃すことができます。
対象を取って無効にしてくる「エフェクト・ヴェーラー」、「無限泡影」の方が厄介な場面が多いですが…まぁ手札次第というところですね。
ふわんだりぃずと謎の地図
「ふわんだりぃず」の「初動」兼「手数」兼「妨害」を行えるスーパーフィールド魔法です。
正直発動時のサーチ効果と、そこそこの効果がくっついてる昨今のフィールド魔法の“500倍ぐらい強い”です。
このカードの①の効果で、どの「ふわんだりぃず」も「ろびーな」に変換できるので、初動が安定します。そのため「すとりー」を2枚採用しています。
「OCG」だと緩和され、「準制限」ですが、「マスターデュエル」だと許されておらず、未だ「制限」カードに指定されています。
どの状況であっても、欲しいカードなので、「旅じたく」でサーチしにいきます。
ふわんだりぃず×えんぺん(ふわんだりぃずと夢の街)
「ふわんだりぃず」が嫌われる原因とも言えるでしょうか?
リンクモンスターキラーの「えんぺん」による「攻撃表示モンスターの効果発動制限」をかけつつ、「夢の街」をサーチします。
「夢の街」で相手ターンに「ふわんだりぃず」モンスターの召喚を行い、「烈風帝ライザー」などに繋げ、妨害を行います。
「ふわんだりぃず」デッキではこの「えんぺん」と「夢の街」で相手を妨害し、更にそれをまた繰り返す妨害手段をとります。
その他の採用候補カード
今回は不採用となりましたが、構築次第では採用できる相性の良いカードを紹介します。
シムルグギミック
「絶神鳥シムルグ」を2枚以上と「神鳥の霊峰エルブルズ」を1枚採用するギミックです。
「ろびーな」の初動に対し、「灰流うらら」を当てられて、「謎の地図」などの貫通札が無い場合はその後全く動けずターンを渡すことになります。
しかし「絶神鳥シムルグ」か「神鳥の霊峰エルブルズ」が握れていれば、「エルブルズ」の③の効果で、再度展開することができます。
初動が安定するとてもおすすめのギミックです。
初動が安定し辛く、ランクマで負けが混んできたら採用しましょう。
D Dクロウ
「ティアラメンツ」環境のような墓地メタが有効な場合に、採用の検討が必要となります。
また鳥獣族のレベル1モンスターのため、「ろびーな」でサーチすることが可能です。
更に「旅じたく」のコストにもなれるので、「ふわんだりぃず」のテーマ内のカードと親和性がある汎用手札誘発です。
ハーピィの羽根吹雪
このデッキでは「ハーピィ」は展開できないので、普通に伏せて、発動することになります。先攻の盤面を大きく強める役割を持ちます。
“手札、フィールド、墓地関係なくターン終了時まで相手が発動した効果を無効にする”という「外神アザトート」に匹敵する制圧効果を持ちます。
しかしこのデッキでは初動を通すことと、後攻の捲りに力を入れた構築としているので、採用には至りませんでした。
展開し切った後にこのカードを発動すれば、「ほぼ勝ちみたいなもの」ですが…
そもそもこのカードまで無くとも、“展開できてさえしまえば強力”なのが「ふわんだりぃず」です…
デッキ枚数が増えると、事故率が上がるので、どこまでこういったカードを投入していくか、という話ですね。
次元の裂け目
相手の墓地リソースを封じる強力なメタカードです。
もちろん「ふわんだりぃず」側にはほぼ何のデメリットもありません。
それどころか、このカード適用化では、「エフェクト・ヴェーラー」「ドロール&ロックバード」などの「墓地に送ることがコスト」の手札誘発を封じれます。
更に「えんぺん」が何かしらの手段で除去された場合にも、直接除外されてくれるので、「とっかん」による回収がしやすくなります。
「ティアラメンツ」などの墓地利用テーマが主要であれば採用の余地がありますが、先攻も後攻も基本的に動きに一切絡まないカードのため、事故率が増します。
抹殺の指名者
「灰流うらら」、「無限泡影」などの手札誘発から、初動モンスターを守ることができます。
また「ふわんだりぃず」モンスターをこのカードにより除外しておけば、共通の③効果で回収することができます。
少し遅いですが、リソースの幅を広げるために、「とっかん」や「すとりー」を除外しておくことは結構あります。
「ふわんだりぃず」デッキはこのカードを含め、「後手捲り」カードや、「初動の保護」カードなど採用したいカードはたくさんあります。
ただデッキ枚数が増えることで、「ろびーな」へのアクセス率が低くなっては元も子もありません。
できる限り40〜41枚ぐらいにはデッキ枚数を抑えたいところです。<
「ふわんだりぃず」デッキの展開の仕方
「ふわんだりぃず」デッキの展開の仕方を紹介していきます。
- 「ろびーな」を初動とする
- 「いぐるん」で上級の鳥獣をサーチ
- 「えんぺん」+「夢の町」で妨害
「ふわんだりぃず×えんぺん+夢の街
ふわんだりぃず×ろびーな一枚初動
妨害
- 特殊召喚された攻撃表示モンスターが効果発動できない(えんぺん)
- 相手ターン烈風帯ライザーなどのアドバンス召喚(夢の街)
妨害:
- 「ろびーな」を召喚。効果で「いぐるん」をサーチ。追加処理でそのまま「いぐるん」を召喚。
- 「いぐるん」効果で「えんぺん」をサーチ。追加処理でそのまま「えんぺん」を召喚。
- 「えんぺん」の効果により「夢の街」をサーチする。
- 「夢の町」により相手ターンで展開「烈風帝ライザー」などで妨害
「ふわんだりぃず」デッキの評価
「ふわんだりぃず」デッキに対する評価を
- 作成難易度
- 他デッキへの流用性
- ランクマの勝ちやすさ
からしていきます。
【S(高)〜D(低)の評価】
※「作成難易度」、「他デッキへの流用性」では確定入手パックの存在、他デッキでの使用率の高さから、
所有者が明らかに多い下記カードは、カウントしないものとします。
※また当デッキに採用してはいますが、必須でないカードはその都度考慮します
デッキ構築難易度
既所持度 | 流用性 |
---|---|
ディメンションアトラクター 霞の谷の巨神鳥 封印の黄金櫃 冥王結界波 旅じたく サクリファイスアニマ アーゼウス | ディメンションアトラクター 霞の谷の巨神鳥 封印の黄金櫃 冥王結界波 旅じたく サクリファイスアニマ アーゼウス |
デッキ内の必須URカードを
・左側が既所持度(既に持っている人が多そうかどうか)
・右側が流用性(他のデッキへの使いまわしがしやすいかどうか)
で評価してみました!
まさに貫禄の作りやすさといえます。
またエクストラデッキ自体ほとんど必要ありません。使った記憶があるところで、「サクリファイスアニマ」か「アーゼウス」ぐらいでしょう。
他デッキへの流用性
唯一のテーマ内必須URの「旅じたく」は他のデッキで使い回す事が難しいですが、「巨神鳥」やその他汎用カードは流用性が高いものばかりです。
実は使い回しも良好な「ふわんだりぃず」です。
ランクマの勝ちやすさ
害悪デッキとして名高い「ふわんだりぃず」ですが、ランクマの勝ちやすさ的にはそこそこと言ったところです。
- 事故の起こりやすさ
- 初動に対する「灰流うらら」、「無限泡影」が純粋に厳しい点
などが挙げられます。
上記の2点とも「謎の地図」の緩和があれば解消に近づきますが、制限の状態では中々難しい部分はあります。
ただし一度回ってしまえば、リソース勝負に無類の強さがある点や、ほぼ採用率100%に近い「増殖するG」が全く意味を為さない点は明確に強い部分です。
最終評価とまとめ
デッキ作成難易度・・・c
他デッキへの流用性・・・A
ランクマの勝ちやすさ・・・B+
「ふわんだりぃず」デッキの最終評価は…
s
嫌われデッキの象徴とも言えるこのデッキに、ほぼ最大評価をつけるのもあれなんですが…
ここは客観的に評価をさせて頂きました。
良い意味で、このデッキの「作成難易度」と「このデッキの強さ」が見合っていません。
この必要UR枚数で、この強さは破格であると言わざるを得ないでしょう。
しかも「OCG」の流れで行くと、最強フィールド魔法「謎の地図」が緩和される可能性もあります。
デッキ内の「謎の地図」の枚数が増えるというのは、下手な新規が出るよりよっぽど強くなると言えるでしょう。
どのデッキよりも安定して強い。これだけ作れば良い。という話ではありません。
このコスパで、マスター1まで問題なく行けるデッキスペックであり、
かつデッキの特性上環境が大きく変わっても喰らいつくことのできる「ふわんだりぃず」はおすすめせざるを得ません。
少しでも皆様の構築の参考になれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました!
それでは!