こちらでは「十二獣」+「教導」デッキのレシピを紹介していきます。(以下:十二教導)
「十二獣」といえば、モンスター一体で、エクシーズモンスターとなれる特徴的なテーマです!
12月の改定より、「十二獣モルモラット」が制限復帰、「十二獣の会局」は無制限となりました!汎用性の高いテーマ同士として、今回は「教導」と合わせていきます!
今回はそんな「十二獣」のデッキ構築にお悩みの方に向けて、「デッキレシピ」に加えて、デッキの「展開の仕方」を紹介し、最後に「十二教導デッキの最終的な評価」をしていきます。
デッキ構築や展開方法を知る手助けになればと思います。
まさかの「モルモラット」制限の「開局」無制限!?
これは使うしか無いでしょう!汎用&汎用のデッキを紹介します。
十二教導デッキレシピ
構築のポイント
こちらが「十二教導」のデッキレシピです。
手札誘発は「フルルドリス」を含め16枚積みました。後攻では「三戦の才、号」で捲りにいきます。また「天底の使徒」で「ヌトス」を落としながら展開できるため、非常に後攻に強い構築となっています。
先攻では「ドランシア」を立てつつ、「フルルドリス」による妨害を用意していきます。1ターン目から「未来龍皇」を立てる展開が存在するので、「未来龍皇」を立てに行くこともあります。
「モルモラット」が緩和されたことにより、「方号」を採用したため、多少ロングゲームも意識できます。
十二獣教導デッキキーカード
「十二教導」デッキの核となるキーカードを紹介します。
十二獣モルモラット、十二獣の会局
今回のデッキ構築に至った緩和カード2枚です。
圧倒的初動となりうる「会局」3積みは、デッキの安定性を底上げしてくれます。そのため、「ラム」の枚数を減らし、手札誘発に枠を割く事ができました。
「モルモラット」は除外効果持ちの「ヴァイパー」や展開を伸ばすことのできる「ラム」、リソース回復効果のある「方合」など状況に合わせて、十二獣カードを墓地に送れます。
OCG9期に遊戯王をプレイしていた方は、びっくりの緩和でしたね!
同名特殊召喚の「モルモラット」の2枚目、3枚目が返ってくることはないかもしれませんが、色んなデッキの構築が捗ります!
ドラグマセット(エクレシア、天底の使徒、フルルドリス)
すぐにエクシーズモンスターとなれる十二獣モンスターは「エクレシア」の特殊召喚条件を満たす事ができ、非常に相性が良いです。
「天底の使徒」は先攻なら「ガルーラ」、後攻なら「ヌトス」を落としながら、「エクレシア」をサーチできるため、非常にアドバンテージを獲得できます。
教導には先攻でセットして、妨害能力が高い、「ドラグマパニッシュメント」というカードが存在します。
しかしこのデッキ自体あまりライフカット能力が高くないため、次の自分のターンにエクストラデッキを使用できないデメリットを重く受け止め、不採用となりました。
そのかわり「フルルドリス」を2枚採用しています。
十二獣ドランシア
フリーチェーンの破壊効果を持つカードで、OCGでは禁止カードに指定されているモンスターです。
妨害効果として使うのはもちろんのこと、自分で「ラム」を破壊することで、新たな展開に繋げる事ができます。
当デッキの展開では、この「ドランシア」を場に特殊召喚しながら、「ドラグマ」の展開や「未来龍皇ホープ」の特殊召喚を狙っていきたいです。
その他の採用候補カード
今回の構築では不採用としましたが、構築次第では採用できる相性の良いカードを紹介します。
炎舞-「天璣」
獣戦士モンスターをサーチできるため、より安定して十二獣モンスターにアクセスできます。
手札誘発カードや「三戦シリーズ」などと入れ替えて採用するのはありでしょう。
勇者セット(水遣い、グリフォンライダーなど)
この勇者セットを採用する事で、「グリフォンライダー」による妨害の強化、「ドラコバック」による後攻捲りなどが強化されます。
勇者セットのデメリットとして、召喚時の効果が失われてしまいます。
しかし「会局」による特殊召喚であれば、問題なく「モルモラット」、「サラブレード」の効果を発動する事ができます。
「会局」の完全緩和に伴い、新旧主張セットと洒落込むのも良いかもしれません。
十二獣教導デッキの展開の仕方
十二獣デッキの展開の仕方を紹介します。
- 「会局」などから十二獣モンスターを場に出す
- 十二獣エクシーズモンスターを重ね、「ドランシア」をエクシーズ召喚
- 「天底の使徒」などからドラグマのギミックを絡めていく
「十二獣モルモラット」一枚による「未来龍皇」のパターン
※「サラブレード」+「ラム」でもok
妨害
- モンスター効果無効(「未来龍皇」)
- 「モルモラット」を召喚して効果を発動、デッキから「ラム」を墓地に送る。
- 「モルモラット」の上に重ねて「ライカ」をX召喚。
- 「ライカ」の効果を発動、墓地の「ラム」を効果を無効にして特殊召喚「ライカ」の上に重ねて「ドランシア」をX召喚。
- 「ドランシア」の効果を発動、「ラム」を破壊「ラム」の効果を発動、墓地の「ライカ」を特殊召喚
- 「ドランシア」と「ライカ」を素材に「未来皇ホープ」をX召喚。「未来皇ホープ」の上に重ねて「未来龍皇ホープ」をX召喚。
「ドランシア」(ヴァイパー)+フルルドリス+1ドロー
モルモラット(会局)+天底の使徒(1ドロー消えるがエクレシア)
妨害
- フリーチェーン破壊(ドランシア)
- 戦闘後除外(ヴァイパー)
- モンスター効果無効(フルルドリス)
リソース
- ワンドロー(ガルーラ)
- 「モルモラット」を召喚。「ヴァイパー」を墓地に送る。「モルモラット」に「ワイルドボウ」→「タイグリス」と重ねる。
- 「タイグリス」の効果 「モルモラット」を取り除き、「ヴァイパー」を素材に。「タイグリス」の上に「ドランシア」を重ねる。
- 「天底の使徒」発動。「ガルーラ」を墓地に送り、「エクレシア」をサーチ。ワンドローする。
- 「エクレシア」効果で自身を特殊召喚し、「フルルドリス」をサーチする。
十二獣教導デッキの評価
「十二教導」デッキに対する評価を
- 作成難易度
- 他デッキへの流用性
- ランクマの勝ちやすさ
からしていきます。
【S(高)〜D(低)の評価】
※「作成難易度」、「他デッキへの流用性」では確定入手パックの存在、他デッキでの使用率の高さから、
所有者が明らかに多い下記カードは、カウントしないものとします。
※また当デッキに採用してはいますが、必須でないカードはその都度考慮します
デッキ作成難易度
既所持度 | 流用性 |
---|---|
クシャトリラフェンリル フルルドリス 会局 天底の使徒 ドランシア 未来龍皇 ヌトス アーゼウス ガルーラ | クシャトリラフェンリル フルルドリス 会局 天底の使徒 ドランシア 未来龍皇 ヌトス アーゼウス ガルーラ |
デッキ内の必須URカードを
・左側が既所持度(既に持っている人が多そうかどうか)
・右側が流用性(他のデッキへの使いまわしがしやすいかどうか)
で評価してみました!
手札誘発を沢山入れて、「できる風」なデッキを組もうとしたら、URが沢山になってしまいました。ジゴリハの過失です。
しかし、メインもエクストラも汎用的なカード故に、既に持ってる人が多いでしょう。
手札誘発や汎用カードなどは、持っているカードを入れるだけで十分強いです。
例:ニビル、ライスト、禁じられた一滴など
他デッキへの流用性
汎用カードの塊のようなデッキ故に、流用性は最高です。
他のデッキで使えるカードばかりでしょう。
手札誘発やエクストラは言わずもがなですが、特にドラグマセットは「天底の使徒」の緩和から、かなり色んなデッキに出張しています。
他デッキへの流用性・・
ランクマの勝ちやすさ
なんかそんな強くない気がするのに、なんか勝てない。
それがOCGで「十二獣」と対戦した時の友人とジゴリハの感想です。
やはり初動が安定しているのと、デッキ内のスロットが豊富故に、後攻が安定するなどの良さがありますね。
今の環境であれば、「斬機」、「クシャトリラ」などを意識して、「ニビル」、「拮抗勝負」の採用も良いかもしれませんね。
総合評価とまとめ
デッキ作成難易度・・・A
他デッキへの流用性・・・s
ランクマの勝ちやすさ・・・B+
「十二獣教導」の総合評価は・・
A
デッキの作成難易度はそれなりに高いですが、他のデッキに使いまわせる汎用カードばかりです。
現在の環境テーマと言える「斬機」、「クシャトリラ」、「ピュアリィ」などと比較すると、カードパワーの差は感じるかもしれません。
環境を読み切ったメタカードの採用は必要となるでしょう。
たまにはこういったミッドレンジのデッキも良いですね!
「モルモラット」、「会局」と緩和された十二獣はどんな活躍をしてくれるのか、楽しみですね!
少しでもデッキ構築や、展開例の参考になれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました!それでは!